育毛剤を成分で選ぼうとしたとき、少し調べてみると次から次へと知らない成分名が出てきますよね。
そうなると、成分によって何が違うのか、どの成分を選べば良いのか分からなくなってしまいます。
そこでこの記事では、
- 育毛剤の主要70商品の成分調査
- ヘアケア商品を管轄する公的機関への聞き取り
- 薄毛治療に関する学会論文の調査
※日本皮膚科学会ガイドライン2017年版など
をもとに、育毛剤の全成分128種類の違いと効能をまとめました。
この記事では成分名からだけでなく、改善したい薄毛の悩みからも成分を調べることができるので、 あなたの欲しい情報が見つかりますよ。
また、この記事は「医学的知識」に関して薄毛治療の専門家に監修協力を頂いております。

東京医科大学八王子医療センター心臓血管外科や東京警察病院外科医長などを経歴し、 現在は伊藤メディカルクリニックの院長を務める。
これまでの術者としての経験をもとに、全身管理の大切さをモットーとし、健康維持への貢献を目指している。
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※この記事は、2025年1月時点での情報を参考にしています。
※ご紹介する各成分は、「日本化粧品工業連合会:医薬部外品の成分表示名称リスト2006年版」と、化粧品成分開発メーカー、育毛剤販売メーカーで公表されている情報、医師への取材をもとに、編集部でまとめたものです。
※各成分の働きについては、代表的なものを編集部にて抜粋し掲載しております。
※価格はすべて税込です。
1. 育毛剤を成分で選ぶには?

全128種類もの膨大な数がある成分から育毛剤を選ぶには、まず薄毛の原因を知ることが大切です。
薄毛の原因は大きく3つあり、それらに対する働きから、育毛成分も3つのタイプに分けることができます。※1
※1 日本化粧品工業連合会:医薬部外品の成分表示名称リスト2006年版より
原因:毛の成長が遅くなる
成分タイプ:毛の成長を促す「攻め系成分」
⇒血行促進する成分、毛母細胞を活性化させる成分
原因:抜け毛が増える
成分タイプ:抜け毛を防ぐ「守り系成分」
⇒脱毛を促す悪玉男性ホルモンをブロックする成分
原因:頭皮環境が悪化する
成分タイプ:頭皮環境を整える「土台作り系成分」
⇒皮脂抑制、保湿、抗菌、抗炎症 などに働く成分
多くの場合、薄毛は複数の原因が関係しているため、これら3タイプの成分がすべて入った育毛剤を選びましょう。
次の章からは、それぞれの働きをもつ成分を、一つひとつご紹介します。
2. 育毛剤の全128成分徹底解説

ここからは、日本化粧品工業連合会:医薬部外品の成分表示名称リスト2006年版を踏まえ、全128種類の育毛成分を、
- 毛の成長を促す▶攻め系成分
- 抜け毛を防ぐ▶守り系成分
- 頭皮を健康に保つ▶土台作り系成分
の3タイプに分けて、該当する成分の効能をご紹介していきます。気になる成分名やタイプから、チェックしてみてくださいね。
また、最後にアルコールや香料などの添加物もご紹介しますので、気になる方は「2-4. できれば少ないほうが良い添加物」をご覧ください。
全育毛成分の比較表(50音順)
2-1. 毛の成長を促す攻め系成分

髪の毛は、毛根にある「毛母細胞」から作り出され、頭皮の下にある「毛細血管」から栄養を受け取り伸びていきます。
ただし、毛母細胞は加齢に伴って動きが鈍く、毛細血管は生活習慣の乱れによって流れが悪くなってしまいます。
こうした原因から、伸びづらくなった毛に対して育毛成分は、
- 毛母細胞を活性化させる成分
- 毛細血管を広げて血行を良くする成分
といった働きによって、毛の生成や成長を促します。
では、それぞれの働きごとに、該当する成分をご紹介しましょう。
毛母細胞を活性化させる成分
毛は、毛根にある毛母細胞が分裂を繰り返すことで、作られます。
ただし先ほどお伝えしたとおり、毛母細胞の動きは加齢に伴い鈍くなります。そのため、毛が生えにくくなるのです。
ここでは、鈍化した毛母細胞の働きを活性化させる育毛成分をご紹介します。

〈毛母細胞を活性化させる成分〉
成長因子を補う成分
働きとしては毛母細胞の活性化と同様ですが、ここでご紹介する成分は「成長因子(グロースファクタ―)」と呼ばれ、薄毛治療に取り入れられるなど注目されています。
成長因子とは細胞の新陳代謝を司る、体内のたんぱく質です。毛を作り出す毛母細胞も、成長因子の影響を受けています。
成長因子は20代後半から減少するため、成長因子として働く育毛成分を補うことで、毛の成長を促すことができます。

〈成長因子を補う成分〉
血行促進に働く成分
毛の成長に必要な酸素や栄養を届けるのは、頭皮の下の毛細血管です。
ただし毛細血管は、
- 睡眠不足
- 運動不足
- 偏った食事
- 体の冷え
- ストレス
などによって、萎縮してしまいます。すると、流れる血液量が少なくなり、十分な栄養が届かなくなってしまうのです。
ここでは、萎縮した血管を広げて血行を促す育毛成分をご紹介します。

〈血行促進に働く成分〉
2-2. 抜け毛を防ぐ守り系成分

抜け毛の直接的な原因は、脱毛を促す「悪玉男性ホルモン(ジヒドロテストステロン;DHT)」の影響です。
ちなみにDHTの量には個人差がなく、薄毛に影響するのは遺伝によって分泌量が決まる還元酵素の「5-αリダクターゼ」です。
5-αリダクターゼはDHTの生成に関わるため、この量が多いとDHTの生成量も多くなります。
ここではDHTそのものや、5-αリダクターゼを抑制する育毛成分をご紹介します。

〈男性ホルモンを抑制する成分〉
2-3. 頭皮を健康に保つ土台作り系成分

そもそも毛が育つためには、毛を作り出す場所である「頭皮」が健康な状態でなければなりません。
例えば、
- 過剰な皮脂
- フケ
- かゆみ
といった状態は、頭皮そのものに傷をつけたり、菌の繁殖を引き起こしたりして、毛の成長を妨げてしまいます。
ここからは、こうした頭皮トラブルを防ぎ、頭皮を健康な状態に保つ育毛成分をご紹介します。
皮脂を抑制する成分
夕方になると、おでこや鼻がテカテカしてベタつきやすくなりますよね。これらの原因は肌にある皮脂腺(脂を分泌する場所)から出る皮脂です。
実は頭皮には顔の約3倍の皮脂腺があるため、気付かないだけでベタつきやすいのです。
頭皮の皮脂は、
- 加齢
- 生活習慣の乱れ
- シャンプーの洗い残し
- 洗い過ぎによる乾燥
などによって、分泌量が増えます。
すると、皮脂が毛穴に詰まって毛の成長を妨げるだけでなく、酸化すると悪臭やかゆみを引き起こします。
ここからご紹介する育毛成分は、皮脂の分泌を抑制・除去したり、酸化を防いだりする働きがあります。

〈皮脂を抑制する成分〉
保湿に働く成分
先ほど薄毛に関係するとお伝えした皮脂は、実は少なすぎても問題です。
皮脂は、頭皮を雑菌や刺激から守る役割を担っています。
そのため、皮脂が極端に少ない(=乾燥している)と、雑菌や刺激に対する頭皮のバリア機能が低下し、フケやかゆみ、炎症などを起こしやすくなります。
頭皮の乾燥は、シャンプーのし過ぎや体の冷え、生活習慣の乱れなどが関係します。
ここからは、頭皮の水分を包み込み、潤いを与える育毛成分をご紹介します。

〈保湿に働く成分〉
炎症を防ぐ成分
頭皮に炎症が起こると、
「頭がかゆい」
「地肌にできものがある」
「フケが出る」
といった症状が出ます。こうした炎症は毛の成長を妨げるため、抜け毛の増加につながります。
頭皮の炎症は、先にご紹介した過剰な皮脂や乾燥のほか、過度なヘアカラーやパーマ、紫外線といった外的要因がきっかけになることもあります。
ここでは、頭皮の炎症を予防・改善する育毛成分をご紹介します。

〈炎症を防ぐ成分〉
菌の繁殖を防ぐ成分
頭皮には、健康な状態でも常に200種類以上の菌が存在しています。その量が正常であれば、保湿やバリア機能に働くため、頭皮には必要なものです。
ただし、過剰な皮脂や頭皮の蒸れ(湿気)は菌のエサとなるため、菌の繁殖を促し、かゆみなどの炎症や悪臭といった頭皮トラブルを引き起こします。
ここからは、頭皮の菌の繁殖を防ぐ育毛成分をご紹介します。

〈菌の繁殖を防ぐ成分〉
髪の栄養となる成分
髪そのものを作る代表的な栄養素は、
- たんぱく質
- ビタミン
- 亜鉛
です。もちろん、普段の食事で摂り入れることが大切ですが、簡単ではありませんよね。
ここでは、髪の栄養となる育毛成分をご紹介します。

〈髪の栄養となる成分〉
頭皮の老化を防ぐ成分
肌の老化を始め、さまざまな病気を引き起こす「活性酸素」という言葉をご存知ですか?
活性酸素とは、体内で酸素を消費する際に作られる、強い酸化力を持った酸素のことです。
活性酸素は体に入った細菌を撃退する良い働きがある一方で、溜まりすぎると正常な細胞を傷つけてしまいます。
頭皮や髪も、たくさんの細胞が集まる場所です。加齢や生活習慣の乱れ、ストレスなどによって活性酸素が増えると、毛が正常に作られなくなってしまうのです。
ここでは、活性酸素の抑制や除去に働く育毛成分をご紹介します。

〈頭皮の老化を防ぐ成分〉
清涼感を出す成分
例えば仕事で帽子を着用する方や気温の高い夏場は、湿度による蒸れで頭皮環境が悪化しやすいです。
育毛剤に使われる
といった成分は、ペパーミントやハッカなどの植物に含まれるもので、清涼感を出したり、暑さや蒸れを解消したりする働きがあります。
これらが含まれる育毛剤は、頭皮に塗った際に「スーっとした爽快感」があるのが特徴です。

2-4. できれば少ないほうが良い添加物

育毛剤の効能には直接、関係のない成分を「添加物」といいます。
例えば製品の保存性を高めるための防腐剤や、成分同士を混ぜ合わせる活性剤など、その種類はさまざまです。
このように添加物は製品にとって必要なものですが、人によってはアレルギーを起こすことがあります。
そのため添加物については、
- 自身がアレルギーのある成分でないか確認する
- 添加物の種類が少ない商品を選ぶ
といったことを意識して、育毛剤を選ぶと良いです。
ここからは、育毛時に使われる添加物の種類と、頭皮への影響を解説します。
育毛剤の添加物一覧(50音順)
| 成分名 | 添加物の種類 |
| アクリル酸~ / メタクリル酸~ | ポリマー |
| 安息香酸 | 防腐剤 |
| 安息香酸Na | 防腐剤 |
| AMP | ポリマー |
| エタノール | アルコール |
| 加水分解コラーゲン | ポリマー |
| カルボマー | ポリマー |
| キサンタンガム | 界面活性剤 |
| クエン酸 | 酸化防止剤 |
| グリセリン / ~グリセリン | 保湿剤 |
| 合成香料 | 香料 |
| 酢酸dl-α-トコフェロール | 酸化防止剤 |
| サリチル酸 | 防腐剤(殺菌剤) |
| サリチル酸Na | 防腐剤 |
| シメン-5-オール | 防腐剤(殺菌剤) |
| 水酸化K | 防腐剤 |
| セルロース | ポリマー |
| タール系色素(〇色▲号) | 着色料 |
| dl-α-トコフェロール | 酸化防止剤 |
| デヒドロ酢酸Na | 防腐剤 |
| 天然香料 | 香料 |
| トコフェロール | 酸化防止剤 |
| 乳酸Na | 保湿剤 |
| パラベン | 防腐剤 |
| ヒアルロン酸Na | 保湿剤 |
| PEG-(数字※) ※6、12、32、40、75 |
界面活性剤 |
| PEG~クロスポリマー | 保湿剤 |
| PEG~ジメチコン | 保湿剤 |
| PEG-(数字)-水添ヒマシ油 | 界面活性剤 |
| BG | 保湿剤 |
| PG | 保湿剤 |
| ヒノキチオール | 防腐剤 |
| フェノキシエタノール | 防腐剤 |
| 無水エタノール | アルコール |
| ~オキシド | 界面活性剤 |
| ~シロキサン | ポリマー |
| ~DEA / ~MEA | 界面活性剤 |
| ~ベタイン | 界面活性剤 |
| ~メチコン | ポリマー |
アルコール

育毛剤に使われるアルコールは、
- 製品の腐敗を防ぐ
- 油成分を水に溶けやすくする
- 使用時の清涼感を高める
といった目的で配合され、「エタノール」「無水エタノール」と表示されます。
これらはお酒にも使われる成分です。そのため、アルコールアレルギーの方や乾燥肌の方は、頭皮トラブルを起こすおそれがあります。
該当する方は「ノンアルコール」や「低アルコール処方」などの記載がある育毛剤がおすすめです。
香料

育毛剤で使われる香料は単なる香り付けだけでなく、原料のにおいの軽減や、防腐効果の向上など、さまざまな目的で配合されます。
香料は大きく、
植物性天然香料
⇒主に植物を原料としてできたもの
合成香料
⇒主成分のみ抽出したもの、または化学処理を施したもの
の2つに分けられます。
どちらも原料に対するアレルギーで、皮膚に炎症を起こすおそれがあるため、心配な方は無香料の育毛剤を選ぶと良いでしょう。
着色料

ファンデーションや口紅など化粧品の色付けに使われる、着色料です。
育毛剤では、商品を販売するためのイメージに使われることがあります。
例)海洋エキス=青、植物系=緑
育毛剤などヘアケア商品では、石油から合成される「タール系の着色料」が使われます。
タール系の着色料は、かぶれやかゆみなどの皮膚炎や、色素沈着(皮膚の色が色素によって濃くなる症状)を引き起こすおそれがあります。
表記)
〇色▲号
例)
赤色2号、黄色5号、青色201号 など
防腐剤

製品に、雑菌が繁殖するのを防ぐ目的で使われるのが、防腐剤です。
育毛剤など化粧品でかぶれを起こす原因のほとんどが防腐剤(特にパラベン)という報告があるほど、アレルギー反応を起こしやすい添加物です。
また防腐剤の一種である「殺菌剤」は、菌を死滅させる作用があるため、頭皮を保護する役割のある常在菌(必要な菌)まで殺菌してしまい、例えば皮膚の乾燥を招くおそれがあります。
防腐剤が使われていない商品には、
- パラベンフリー
- 防腐剤不使用
といった記載があるので、チェックしてみてください。
- 安息香酸
- 安息香酸Na
- サリチル酸(殺菌剤)
- サリチル酸Na
- シメン-5-オール(殺菌剤)
- 水酸化K
- デヒドロ酢酸Na
- パラベン
- ヒノキチオール
- フェノキシエタノール
酸化防止剤

育毛剤の成分は、空気によって酸化する(錆びる)と、皮膚炎を誘発したり悪臭を発生させたりします。
それを防ぐために使われるのが酸化防止剤ですが、一部の成分は健康に害を及ぼすおそれがあります。
現在は、健康被害の心配がない植物性の酸化防止剤が使われるようになりました。以下にまとめますので、確認しておくと良いでしょう。
〇
「トコフェロール」
「クエン酸」
⇒植物や果物に含まれる成分
×
「dl-α-トコフェロール」
「酢酸dl-α-トコフェロール」
⇒人工的に合成されたもので健康被害のおそれがある
ポリマー

液剤にとろみを出すために使われる添加物が、ポリマーです。
ただしその性質上、皮膚を密閉してしまうため、バリア機能として働く常在菌が住みづらい環境を作ってしまうデメリットがあります。
- アクリル酸~ / メタクリル酸~
- AMP
- 加水分解コラーゲン
- カルボマー
- シロキサン
- セルロース
- ~シロキサン
- ~メチコン
余談ですが、シャンプーに使われるシリコンもポリマーの一つです。毛穴に詰まりやすいことから、薄毛対策にはノンシリコンシャンプーが適しています。
薄毛対策におすすめのシャンプーは「男性向け育毛シャンプーおすすめ15選|薄毛・抜け毛対策に人気のアイテムをランキングでご紹介」の記事でご紹介しています。こちらもぜひ、チェックしてみてください。
界面活性剤

育毛剤には各成分に含まれる、「水」と「油」の性質が混在しています。その水と油を馴染ませるのが「界面活性剤」です。
界面活性剤は洗剤や加工食品などさまざまな製品に使われており、食品に配合されるものは「乳化剤」ともよばれます。
製品によって配合される界面活性剤は異なりますが、育毛剤に使われるのは低刺激なものです。
- キサンタンガム
- PEG-(数字※) ※6、12、32、40、75
- PEG-(数字)-水添ヒマシ油
- ~オキシド
- ~DEA / ~MEA
- ~ベタイン
3. 育毛剤の成分表示をチェックするポイント
育毛剤は、配合される全成分の表示が義務づけられています。
成分表示は、
- 商品の外箱
- 本体
- 公式HP
などで確認できますので、チェックしてみてください。
ここでは、成分表示をチェックするときの2つのポイントをご紹介します。
ポイント①:有効成分を確認する
育毛剤の成分は、製品の効能に関係する「有効成分」と「その他の成分」に分けて記載されています。

有効成分は薄毛の原因に働くとても重要な成分です。今回「1. 育毛剤を成分で選ぶには?」でご紹介した3タイプの成分も、多くが有効成分に分類されます。
そのため、有効成分はすべてに目を通すようにしましょう。
商品によって多少の差はありますが、だいたい3~6つの有効成分が配合されています。
ポイント②:その他の成分は5番目まで目を通す
「その他の成分」は、有効成分以外の植物エキスや化合物のほか、添加物や水なども含まれます。
記載される成分の順番は、
【前半】頭皮や髪に働く成分
【後半】添加物
である場合が多いです。
だいたい5番目くらいまでの成分に目を通せば、主要な育毛成分を把握することができます。

4. 育毛剤の成分に関するQ&A

ここでは、育毛剤の成分に関する、次の5つの疑問にお答えします。
日本化粧品工業連合会:医薬部外品の成分表示名称リスト2006年版や日本皮膚科学会ガイドライン2017年版を踏まえた上での内容になっているので、ぜひ育毛剤選びの参考にしてくださいね。
気になる質問から、チェックしてみてくださいね。
Q1. 天然成分や植物エキスは本当に安全なの?

A. 植物や果物にアレルギーがある人は、頭皮にかゆみやかぶれが起こるおそれがあります。
成分そのものの安全性は、
- 天然成分
- 植物エキス
- 化合物
のいずれも同じで、基本的に体に害はありません。
ただしどれも、体の許容量を超えて蓄積すると、体に害を及ぼします。
例えば天然成分の塩でも、多量に摂取すると健康被害を及ぼすことはだれしもイメージできますよね。
ちなみに許容量は個人で異なり、アレルギーや花粉症は人より原因物質に対する許容量が少ないため発症します。
そのため、特定の植物や果物にアレルギーがある人は、そのエキスが入った育毛剤で頭皮トラブルを起こすおそれがあります。
『天然・植物だから安全』と決めつけず、成分の原料を確認することが大切です。
Q2. 同じ成分なのに名前が違うものがあるのはなぜ?

A. ①同じ原料でも生成過程が違う、②別名や簡略名がある、ためです。
育毛成分を見ていると、同じような名前の成分がたくさんあることに気づきませんか?
例えば、
- 「センブリエキス」「センブリ抽出液」
- 「グリチルリチン酸ジカリウム」「グルチルリチン酸2K」
は、育毛剤によく含まれる成分なので、見かけたことがあるかもしれません。
このように似た名前の成分がある理由は、大きく2つあります。
例)
オウバクエキス
⇒原料からエキスを抽出したもの
オウバク末
⇒原料を粉末化したもの
例)
グルチルリチン酸2K
⇒グリチルリチン酸ジカリウムを略称した「別名」
成分名に含まれる植物名や化学物質名が同じであれば、原料は同じと考えて良いです。特定の植物や化学物にアレルギーのある方は、注意してください。
Q3. 成分数が多いほうが効くの?

A. 「成分数=効果」とは一概に言えません。成分が多いだけ、アレルギーを起こしやすくなるともいえます。
育毛剤のなかには、『圧倒的な配合成分数』と宣伝されるような、数十種類の成分を使った商品があります。
使われる成分が多いだけ、頭皮や髪に何らかの効果を出してくれる可能性もありますが、反対に頭皮に合わないと、かゆみやかぶれなどのトラブルを招く可能性も高くなります。
育毛剤の成分は数ではなく、「1. 育毛剤を成分で選ぶには?」でご紹介した3タイプが入っているかどうかを見ることが大切です。
Q4. 無香料は本当ににおいがしないの?

A. 例えば生薬成分など、原料自体のにおいがする場合があります。
無香料は、あくまで『香料を使っていない』ことを示すもので、においがしない(=無臭)ことを示す表記ではありません。
つまり無香料は「特別、香り付けはしていませんよ」という意味です。
特に生薬は、成分自体に独特なにおいがあるため、香料を使っていない商品でも生薬のにおいがすることがあります。
Q5.女性におすすめの育毛成分は?

A. 女性ホルモンと似た働きをする育毛成分がおすすめです。
女性の薄毛の大きな原因は、加齢や生活習慣の乱れによる女性ホルモンの分泌量不足です。
育毛成分のなかには、女性ホルモンの似た働きをする成分があります。
次にご紹介する成分が入った育毛剤を選ぶと良いでしょう。
- グリチルリチン酸2K、グリチルリチン酸ジカリウム
- ヒオウギエキス
- エチニルエストラジオール
- ニンニクエキス など
また男性とは薄毛の原因が異なるため、女性用または男女兼用の育毛剤を使うことをおすすめします。
女性用の育毛剤が知りたい方は「女性用育毛剤おすすめランキング|つややかな髪を叶える口コミ人気15選」を、ご覧ください。
5. まとめ
いかがでしたか?
知りたかった成分や、気になる成分は見つかったでしょうか。
最後にもう一度、成分で育毛剤を選ぶポイントをまとめておきます。
- 毛の成長を促す「攻め系成分」
- 抜け毛を防ぐ「守り系成分」
- 頭皮環境を整える「土台作り系成分」
▶薄毛の原因に働く上記3タイプの成分が入っている育毛剤を選ぶ
この記事を読んだあなたなら、育毛剤を成分で選ぶための力がしっかりと身に付いています。
自信をもって、自分にぴったりな育毛剤を選び抜いてくださいね。
また以下の記事では、さまざまな育毛剤をご紹介しています。ぜひ、チェックしてみてください。





といった、保湿剤です。